西洋医学的には、妊娠には「性腺軸」をしっかりさせることです。間脳・視床下部ー脳下垂体ー卵巣の性腺軸をしっかり働かせることといわれます。卵巣には原始卵胞をたくさん持っています。
胎児では700万個、出産直後200万個、思春期30万個、そして、閉経ではついに0になってしまいます。卵胞から卵子をつくりますから0になるとできなくなります。
卵子を作る命令1回で、20歳では1000個の原始卵胞が目覚め、30歳では100個、35歳で50個、40歳で10個といわれています。年を重ねると不妊になるのはそのためです。
西洋医学的には、卵巣や子宮など女性の体の一部だけに目を向けがちですが、漢方では、妊娠しやすい体質になるように体全体の状態を見て不妊の原因を考えます。
基礎体温表から、どのように体質を知ることができるか、漢方の考え方を次に説明します。