免疫力をつける

 

免疫力は年と共に低下します

免疫力は年と共に低下します
 
免疫とは自らが持っている体の防衛力です。その防衛力も年と共に低下します。
若い時は少々の無理をしても病気にかかることはありません。ところが中高年にもなるとかぜや肺炎を発症してしまうことがあります。これは体の抵抗力、すなわち免疫力の低下です。
 
免疫とは「疫」から免れることです。身近なところでは「予防接種」があります。インフルエンザの予防接種がわかりやすいですね。
 
体を防衛している免疫には古くからある「自然免疫」と進化の過程で獲得した「獲得免疫」の2つのシステムによって行われています。
 

体は2つの免疫システムで守られています

体は2つの免疫システムで守られています
 
免疫の概念はここ10年ほどで大きく変わってきました。免疫には2つのシステムがあると述べました。従来は重要な働きをするのは「獲得免疫」だといわれています。
 
ところが昆虫でも持ち合わせている「自然免疫」が免疫の主要な働きをしていることが発見され、従来の免疫の概念を根底から覆すことになりました。
 
 

自然免疫の主役たち

自然免疫の主役たち
 
自然免疫は主に「樹状(じゅじょう)細胞」と「マクロファージ」です。これらの細胞表面には、病原体をキャッチするセンサーがあることが突き止められました。
 
そのセンサーはTOll(トル)様受容体の名前がつけられました。人間では10種類が見つかっています。TOll様受容体は、それぞれの病原菌を門番として見張っているというわけです。
 
細菌やウイルス、それに体内にできた異物は、TOll様受容体のセンサーにキャッチされて免疫がスタートして生体防御機構が働きます。
 

獲得免疫の主役たち

獲得免疫の主役たち
 
獲得免疫は人類が進化の過程でできた免疫システムです。その主役はT細胞とB細胞です。
T細胞は心臓の上にある「胸腺」で教育を受けて成熟します。免疫の司令官といった存在です。
 
一方、B細胞はT細胞の指示に従って「抗体」をつくります。その抗体によって病原菌を攻撃します。いわばミサイルの発射というところです。
 

免疫の教科書が変わる

免疫の教科書が変わる
 
従来は自然免疫の上に獲得免疫がると考えられてきました。獲得免疫が主で、自然免疫が従という関係です。 しかし、現代では、自然免疫と獲得免疫という2大システムが強調しつつ病原体に対する防衛ラインを形成しています。
 
従来は取るに足らないと考えられていた「自然免疫」が意外に主役になっているのが面白いところです。
自然免疫って、すご~い!
 
免疫力サポート
 
マクロファージを活性化
自然免疫の「マクロファージ」を元気にする物質を毎日の食生活に摂り入れてください。手軽に飲める錠剤があります。
免疫細胞の「マクロファージ」について詳しくは下記をクリックしてください。過去の掲載した959回の記事があります。
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